1 日1 組限定、癒しの時間。
伊万里市街地から少し離れた自然豊かな里山にあるGuesthouse Ne doco?

迎えてくれたのはオーナーである石黒みさとさんです。

親戚の家に遊びに来たような、どこか懐かしさを感じるこの建物は、石黒さんの祖父母が住んでいた古民家をリノベーションしたもの。室内には石黒さんのセンスの良さが感じられるおしゃれなインテリアが設えられ、これから始まる宿泊の時間に期待が高まります。1 日1 組限定のゲストハウスなので、まるでここに暮らすかのように、心置きなくくつろげるのも嬉しいところ。



ここでしかできない体験
Guesthouse Ne doco?は、様々な楽しみ方ができる体験型のゲストハウスです。野菜やハーブの収穫体験をはじめ、美容業界で働いていた石黒さんの経験を活かした「ビューティ&ヘルス」をコンセプトにした体験メニューも豊富。ここではその一部をご紹介します。


<ハーブ摘み体験>
庭にはローズマリーやモロッカンミント、オレガノなどのハーブが植えられており、希望者は摘み取り体験ができます。


<フレッシュハーブウォーターづくり>
摘みたてのハーブでハーブウォーターをつくる体験ができます。フレッシュなハーブを使うため、香りが豊かに仕上がります。

<ハーブサウナ体験>
庭に設置されたテントサウナでフレッシュハーブウォーターの蒸気を使ったサウナ体験ができます。ハーブの良い香りと程よい蒸気が全身を包みこみます。


体験メニューで心と体が癒された後は、そのまま部屋でゴロンと昼寝もOK。心ゆくまでのんびり過ごせます。
美しさを食から考える
この場所で暮らし始めたのは、ゲストハウスの運営を始めてからだという石黒さん。近所の農家の方から野菜をお裾分けしてもらったり、味噌づくりをしている人に出会い、自分もつくってみるようになったり。山里ならではの暮らしを続ける中で「食」への関心が高まっていったそうです。「以前から美容には興味はあったのですが、ここでの暮らしを通して外側からつくる美しさだけでなく、内側からつくる美しさに興味が湧きました。」と石黒さん。石黒さんがふるまう料理は、畑で育った野菜や地元の食材がふんだんに使われており、オーガニック食材も積極的に取り入れられています。


旨味がすごい玄米のパエリア
香ばしい香りと共に運ばれてきたのは石黒さん特製の玄米のパエリア。

地元産の玄米を使い、近くの海でとれた赤エビやタコをメインに、畑でとれたソラマメやハーブなどが添えられとっても華やか。内容は日々変わりますが、地元の食材のおいしさがぎゅっと詰まったパエリアになっています。

「玄米をおいしくパエリアにするコツはまず…」と、料理のコツも惜しみなく教えてくれる石黒さん。美しさの源になる食にまつわるお話を聞きながら、体が喜ぶおいしさに酔いしれます。


スイーツも石黒さんの手作り。庭で採れたきいちごのラム酒漬けが入った、米粉のパウンドケーキです。

世界中の人が交流できる場所を目指して
元々旅が好きな石黒さん。海外旅行やワーキングホリデーを経験する中で、いつか自分も世界の人が交流する場所をつくってみたいと思い始め、祖父母の家が空き家になるタイミングで、2017 年からゲストハウスを運営していくことを決めたそうです。

コロナ禍を乗り越えた今、タイやマレーシア、フランスなどからの旅人が訪れるゲストハウスになっています。「ゆっくり、癒されに来ていただきたいですね。地元の食材を使っているので、食を通じて佐賀を楽しんでもらえたらいいなと思います。」石黒さんご自身が出会いや交流を楽しんでおられるのが印象的でした。

