大地と海の恵みをいただきます!ビタミンいっぱい吸収の旅

鹿島・江北・白石・太良エリアコース

大地と海の恵みをいただきます!ビタミンいっぱい吸収の旅のハイライト動画

①合同会社 田島柑橘園&加工所

香しいクレメンティンとの出会いが果樹園を変えた
果樹栽培農家がプロデュースする完熟ジュース

干満差6mの有明海の干潟を持つ太良町は、カニや牡蠣といった海にまつわる産業のほかにも柑橘栽培も盛んです。田島柑橘園もみかん農家として温州みかんを中心に出荷してきましたが、約50年前にスペイン発祥のクレメンティンと出会ってから田島さんの人生は一変しました。「クレメンティンの香りに惚れ込んでしまい、太良でも栽培するようになりました」と田島さん。田島さんが一押しする柑橘「クレメンティン」は、小粒で糖度13~15度の甘みが特徴で、オレンジの色味も鮮やか。ビタミンCはみかんの2倍も豊富に含まれています。田島さんは、2008年から自身が育てた柑橘のジュース加工にも着手し、スペイン製のジューサーと、独自で開発したどんな柑橘もおいしく搾れるジューサーを使って、それぞれの柑橘の魅力を引き出したジュースをつくっています。

気軽に遊びにきて」と代表の田島さん。柑橘の魅力を教えてくれます。

柑橘園&加工所ならではのレア体験!
みかんジュースの飲み比べで好みと違いを実感

田島さんがつくったジュース「セニョリータ陽子」は、2010年夏、日本経済新聞企画の「夏のお取り寄せジュース部門」で一位を獲得、そのネーミングのユニークさも手伝って、太良町発の完熟みかんジュースが広まっていきました。

田島さんは栽培、加工に加えて、2021年から新たに「飲み比べ&生搾り体験」と「アロマ香り比べ体験」、「サングリアづくり体験」の体験プランをつくり、柑橘の魅力を来訪するお客さんに直接伝えています。早速、飲み比べを体験! 加工所内に置かれた椅子に座ると、田島さんから柑橘園のことやたくさん並んだみかんジュースの説明を聞きながら、1杯ずつジュースを注いでもらい、試飲をしていきます。10種類以上のみかんジュースを飲んでいると、「これ甘い!」「好きな味だ!」と楽しさのあまり童心に返ったように興奮し、好みの味がきっと見つかります。同じ品種でも瓶ジュース、ストレートジュースと冷凍ジュースで風味に違いがあって、楽しさ倍増。ひととおり飲み比べ体験をした後は、スペイン製のジューサーで生搾りも体験できます。

「気軽に遊びにきてください」と笑顔で話す田島さん夫妻は、生産者としての顔と加工のプロとしての顔、双方の魅力でファンを増やしています。

様々な種類のみかんジュース。贈答用としても大人気。
クレメンティンで搾った「セニョリータ陽子」は超人気商品に。
パック詰めした冷凍のジュースの味わいもぜひ体験してみて。
合同会社 田島柑橘園&加工所紹介動画
住所佐賀県藤津郡太良町大字多良4144
電話番号0954-67-0513
URLhttp://kureme.net/
営業時間8:00~17:00
定休日年始
駐車場あり
備考飲み比べ&生搾り体験 2,000円
アロマ香り比べ体験(オリジナルアロマオイルのお土産付き)2,000円
サングリアづくり体験 3,000円

②道の駅鹿島

有明海の干潟を一望できる「道の駅」。
シーズン限定でオープンする牡蠣(かき)焼き小屋

太良町から鹿島方面へ有明海を眺めながら国道207号を進むと、右手に見えるのが「道の駅鹿島」です。「鹿島」や「干潟」というキーワードを全国に広めたきっかけとなった「鹿島ガタリンピック」はここの干潟が開催地となっています。敷地内には直売所や干潟交流館、ミニ水族館などがあり、干潟体験といった珍しい体験ができます。今回は季節限定の牡蠣焼きを体験! 直売所「千菜市(せんじゃいち)」に隣接する「がたっこハウス」は冬季限定の牡蠣焼き小屋。店内にある生け簀(す)には、鹿島産の牡蠣をはじめ、ヒオウギ貝やサザエ、竹崎カニなどが入っており、自分でセレクトして焼くスタイルです。

初めての人でも焼き方のコツを教えてくれるので安心です。さあ、焼いてみましょう。まずは熱した網の上に牡蠣を並べて待つこと数分…。殻を開いてポン酢やレモンを垂らしていただきます。お店のスタッフの方のおススメは「タバスコ」だそうです。最初は何もつけずにそのままで食べると、潮の香りがあいまって、牡蠣の味をダイレクトに感じられます。

直売所の隣にある牡蠣焼き小屋「がたっこハウス」内部。

直売所、干潟体験やミニ水族館…。
時間のある人は干潟でのんびりリラックス

焼き牡蠣で胃袋を満たした後は周辺をぶらりと回ってみるのもおすすめ。干潟交流館にはミニ水族館があり、有明海に生息する生き物の観察ができたり、望遠鏡で干潟の様子を眺めることができます。干潟体験にチャレンジしたい場合は交流館1階でお申し込みください。

直売所「千菜市(せんじゃいち)」では旬の野菜や果物、海苔や魚介、加工品などが購入できます。鹿島のみかんでつくったソフトクリームやしっとり食感が特徴のシフォンケーキは人気商品の一つ。地元の方が出荷しているまんじゅうも懐かしい味でお土産におすすめです。

地ものの牡蠣。網の上で焼いて、いい香りがしてきたら食べごろのサイン。
道の駅鹿島の店内。みかんの産地らしく、シーズン中はみかん売り場の面積が広くとられています。
直売所の隣にある牡蠣焼き小屋「がたっこハウス」外観。店の奥には有明海の干潟が広がっています。
道の駅鹿島紹介動画
住所佐賀県鹿島市大字音成甲4427-6
電話番号0954-63-1768(道の駅鹿島代表)
URLhttp://michinoekikashima.jp/main/
営業時間9:00~18:00
12月31日は持ち帰りのみ
牡蠣焼きシーズン
定休日1月1日・2日
駐車場あり
備考直売所「千菜市」の営業時間は9:00~18:00
干潟交流館の営業時間は1F 9:00~17:30  2F 5月~10月9:00~18:00
 11月~4月9:00~17:00 入館料無料
干潟体験は4月中旬~10月末まで

③いちごCAFE

つくり手の思いを直接お客様へ届ける
いちご農家がプロデュースするいちごカフェ

JR江北駅の隣に並ぶ店舗棟の一画。赤いいちごをデザインした旗が目印のいちごカフェは、いちご農家がプロデュースするいちごに特化したカフェです。元々、江北町の平野部でいちごの栽培に従事していた代表の唐島さんは、2021年、町内で広大な広さのいちご狩り観光農園をスタートさせました。そして、「生産者の立場でいちごの加工品を消費者に届けるカフェをやりたい」と、2022年5月に「いちごカフェ」をオープン。InstagramやFacebookの投稿でいちご好きの注目を集めています。

江北駅正面入り口の右手にある店舗棟。店横の階段を上ると駅のホームと線路が見下ろせます。

なんといちご1パック分を使用!
贅沢ないちごのミルクジュースに大満足

人気商品を尋ねたら「濃厚いちごのミルク」と「いちごのアイス」と迷わず答えてくれた唐島さんにならって2種類をオーダーすることに。「濃厚いちごのミルク」の作り方はいたってシンプル。いちごを1パック分も使って佐賀の牛乳と一緒にジューサーにかけ、いちごをトッピングして完成。「いちごのアイス」は、凍らせたいちごをバニラアイスと一緒に搾りだし、淡いピンク色をしたアイスのまわりにいちごを飾り付けたらできあがり。つくっているそばから甘いいちごの香りに包まれます。使用しているいちごの量の多さは、生産者だからこそ。素材がいいから期待値も上がります。夏場は自家製いちごシロップがかかったいちごのかき氷が人気。いちご好きにはたまらないメニュー構成です。

「濃厚いちごのミルク」(右)はいちご1パック分をたっぷり使用。左は「いちごのアイス(カップ)」。
店に掲げられた赤いタペストリーのモチーフは、もちろん「いちご」です。
代表取締役の唐島晶悟さん(右)は、いちごを育てながらカフェも切り盛りしていちご農家のモデルケースとして活躍しています。
いちごCAFE紹介動画
住所佐賀県杵島郡江北町大字山口1363-9-A棟-4(JR江北駅北口)
電話番号090-2159-1515
IGhttps://www.instagram.com/ichigonotani.cafe/
営業時間11:00~15:00
定休日火曜日・水曜日(不定休あり)
駐車場駅駐車場を利用(20分まで無料、以降有料)
備考いちご狩りは1月~5月初旬まで

④TOMMY BEEF

お肉屋さんとカフェの発想は
「育てた牛を美味しく食べてほしいから」

有明海沿岸道路 福富ICのすぐ近くにある「TOMMY BEEF」は、白石町にある佐賀セントラル牧場が運営するお肉屋さん&カフェ。牧場の息子として生まれた店主の吉原さんは食肉のこと、流通のことを学んだのちUターンして白石町に帰ってきて、生産者が直接消費者と顔を合わせられるこの場所をつくりました。「うちで特化しているのは『赤身』。自分たちのお肉がどれだけいいものかと伝えるには、自分たちで美味しく食べてもらえるところまで伝えた方がいい。自社牧場の牛を一頭丸ごと買い付けて、自分でカットし、お客様に提供しています。部位によって美味しい食べ方がありますから」と店主の吉原さん。オリジナルブランドの「白富牛」、地域のブランド牛「しろいし牛」を中心に、カットされたお肉がショーケースに美しく配置されています。美術館の展示品のような雰囲気を醸していて、お肉を大切に扱っている様子がうかがえます。

牧場直営のオシャレな精肉店 & カフェ。

ハンバーガーやローストビーフをカフェで
ビーフマリネはギフトやお家ごはんで

お肉のことをよく知るからこそ美味しいメニューが提供できるという図式は、食べてみると実感できます。カフェの人気メニュー「ハンバーガー」は、白富牛としろいし牛から選べます。白富牛のローストビーフはお肉本来の味を楽しめると人気の商品です。また、パッケージも素敵な「ビーフマリネ」は、肉をマリネ液に漬け込んだオリジナル品。お肉と合うように開発された「粒マスタード」は、ハンバーガーのみならずローストビーフとの相性もバッチリ。「白石町から白石の良さを発信していきたいと思っています。地元の特産品玉ねぎを主役にした商品も開発していきたいです」と言う吉原さんから地元愛をいっぱい感じることができました。一般的なお肉屋さんの概念は捨てて、白石の観光スポットの一つとしてぜひお立ち寄りください。

通常のお肉屋さんを想像して行ったら、ギャップに驚くかも。ガラスケースには宝石のようにお肉が並べられています。
自社牧場から出荷された牛は、処理・解体を経て1頭丸ごと店舗で取り扱い、全ての部位が商品として生まれ変わります。
人気の高いしろいし牛の肉質をたっぷり感じられるハンバーガーやローストビーフ。
TOMMY BEEF紹介動画
住所佐賀県杵島郡白石町大字福富3806
電話番号0952-48-0005
URLhttps://tommybeef.jp
営業時間10:00~19:00
定休日木曜日
駐車場あり
備考毎週水曜と毎月29日はお肉の特売日

⑤道の駅しろいし

有明海沿岸道路 福富IC下りてすぐ。
佐賀西部地区ドライブの拠点

道の駅しろいしのオープンから2年後の2021年7月、有明海沿岸道路の福富ICが開通し、佐賀県南西部では車での移動状況が変わり、利便性が格段にアップしました。

ICを下りてすぐのところに位置する道の駅は、道行く人たちの拠点として大いに活用されています。店内には旬の野菜がずらっと並び、豆腐や有明海の魚介類、食肉のほか、地元の素材を使った総菜メニューが所狭しと並べられています。でも、それは開店後間もない、早めの時間のお話。午後になると、だんだんと品数が減り、れんこんのかき揚げ、れんこんかるかんなどの人気商品は品切れになることもあるので、お目当ての商品は早めにゲットしてください。

2階にはレストランがあり、地元で親しまれていたちゃんぽん店の味を当時の店主が伝授し、変わらぬ味を楽しむことができます。ちゃんぽんの他に佐賀牛ローストビーフやハンバーグなどの定食メニューもおすすめです。

有明海沿岸道路 福富ICそばにある道の駅しろいし。

冬場は「白石れんこん」を求めて賑わう
6月はスイートコーン祭りを開催

白石といえば、玉ねぎとれんこんの産地として有名ですが、初夏の短期間しかお目見えしないスイートコーンも有名です。冬場の大ヒット商品は「白石れんこん」。12月に入ると、れんこんを買うために多くのお客さんが来店するため、1日に数回補充をすることも。時期によっては赤い文字と緑の文字、2種類のパッケージが棚に並びます。「白石れんこんは、れんこん部会に所属する50名の方たちで出荷してもらっています。赤い文字がプリントされた袋はしゃきしゃき感が味わえる早生れんこんで、きんぴらや揚げ物などにおすすめです。緑の文字の方はほくほく感が味わえるタイプで煮物などに最適です。食感の違いはお好みで選んでもらって、れんこんを美味しく召し上がってください」と久原店長。

初夏は「スイートコーン」の季節。粘土質の土壌で育てられた糖度の高いスイートコーンが出回る期間は短く、旬の味覚を味わうために多くのお客さんが訪れます。6月に開催される「スイートコーンまつり」では、1万5000本以上も用意されたコーンが数時間で完売するほどの人気ぶりです。

開店直後からひっきりなしにお客さんが訪れます。野菜、果物、海産物や肉などの生鮮食品のほか、地元産の加工品も陳列されています。
れんこんのシーズンには1日に数回れんこんが補充されます。袋の文字の色で味のタイプが分かるようになっています。
赤い文字はシャキシャキ、緑の文字はほくほくしたれんこんです。
白石町はいちごの産地。冬場になると店頭にいちごが並べられます。
道の駅しろいし紹介動画
住所佐賀県杵島郡白石町大字福富下分306-4
電話番号0952-87-2116
URLhttps://www.michinoeki-shiroishi.jp
営業時間3月~10月は9:00~18:00 11月~2月は9:00~17:00
定休日第3水曜日、年末年始(12月30日~1月3日)
駐車場約95台(隣に第2駐車場もあり)
備考6月はスイートコーン祭り開催

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