森の中でブルーベリー摘み体験「のんびり山」

2022年07月07日 公開

体験施設飲食 太良町

のんびり楽しむ“完熟ブルーベリー”
佐賀県と長崎県の県境に位置し、天然林や水源が豊かな多良岳。その麓にある農園「のんびり山」では、自然に寄り添うようにしてブルーベリーやみかん(不知火)・レモン・ショウガが育てられています。

毎年7月、予約制でブルーベリーの摘み取り体験ができる観光農園をOPEN。静かな森の中にある農園で自由に散策を楽しみながら、採れたてのブルーベリーを味わうことができます。

ブルーベリーは、バナナやメロンのように追熟しないため、いちばんおいしい“完熟”の状態をその場で味わえるのは、観光農園ならでは。また、時折聞こえる鳥の声や、深呼吸したくなるような森の香りは、心と体をほっと和ませてくれます。

引き継いだ農地を活かす
農園を営むのは、森山誠さんと妻の夏美さん。山の暮らしに憧れがあった誠さんは、夏美さんとともに、2014年に都心から太良町へ移住してきました。

移住当初は農業ではない仕事をしていた誠さんですが、ある日、知人から「おばあちゃんが趣味で25年ほど育てていたブルーベリー畑の引き継ぎ手を探している。」と聞きここを訪れました。そして、この風景に一目惚れ。荒れ始めていた畑でしたが、引き継ぐことを “即決”したのだそうです。その後、自ら農園で汗を流しながら再生を試み、2018年に農園「のんびり山」をオープンしました。

のんびり山の仲間たち
森山さん夫婦は、森の恵みを活かし、様々な動植物と共存しながら果実を育てています。例えば、受粉をしてくれるハチも「のんびり山」の大事な仲間です。また、農園には“鳥を除けるため仕掛け”もありません。周りにある自然林(ヒノキの林)が、その代わりの役割を果たしているそうです。

考え抜いた理想の農業
誠さんが考えた理想の農業は、農薬や化学肥料を使わない手法とのことで、虫は卵の時に手作業で駆除するそうですまた、台風や長雨の影響による収穫量減少対策のためショウガ栽培をスタート。最初の年は一人で頑張りすぎてしまっていたという誠さんですが、2年目からは夏美さんも加わり、二人三脚で農業に勤しんでいます。

宝探し気分で自由に散策
農園には「ラビットアイ」や「ティフブルー」など、数種類のブルーベリーが育てられており、品種ごとに異なる甘みや酸味、食感の違いなどを楽しむことができます。木の高さも様々なものがあり「次はどの実を食べようか?」と大人も子供も夢中になってしまいそう。「摘みたては、甘くて、とっても香り豊かです」と夏美さん。バケツいっぱいに摘み取って、口いっぱいに頬張る子どもたちもいるのだそうです。ちなみに、実の付け根部分が赤黒く染まっていると完熟のサイン。ぜひ探してみてくださいね。

素敵空間でもっとのんびり
「来てくださった方に、もっとのんびり過ごして欲しい‥」そんな想いから、農園の近くにはカフェ「Rest space(レストスペース)」があります。森山さん夫婦が、古い平屋(空き家)を改装し、近所の大工さんや友人の力を借りてコツコツと作り上げてきました。廃材や古道具がセンスよくまとめられた素敵な空間。お二人が育てた果実をふんだんに使った、手作りのドリンクやスイーツが提供されています。

フードロスをゼロに
傷がついた果実も変わらないおいしさがあります。それを伝えるため夏美さんは加工品にも力をいれています。ブルーベリーはカフェでスムージーやジャムに。ショウガはシロップやドライジンジャーに。さらに、レモンやみかん(不知火)使ったジャムも作っています。皮も果汁も、まるごと使用。素材の味が伝わるような優しい甘さに仕上げられています。シーズンオフの間は、マルシェやHPでも購入が可能だそうです。

進化をつづける農園へ
ブルーベリーから始まり、今ではレモン、ショウガ、みかん(不知火)も育てている森山さん夫婦。すべて引き継いだ農地でのチャレンジです。農と自然を次世代に繋ぐため、知識や栽培技術を磨く日々は続きます。今後は、カフェ「Rest space(レストスペース)」を拡大する計画もあるのだとか。気さくに話してくださる森山さん夫婦のお人柄にも心が和み、素敵なひとときを過ごせます。

今年も、たわわに実ったブルーベリーがたくさんの人に食べてもらえるのを心待ちにしているようです。この夏、この場所でしか作れない思い出を作ってみませんか。

まとめ

有明海も一望でき、青い空も緑の森も感じられる素敵なロケーションにあるブルーベリー農園です。この時期、この場所でしか味わえない、みずみずしいブルーベリーをぜひ味わってみてください。

ここで体験できること

ブルーベリーの摘み取り体験

ブルーベリーの摘み取り体験 ブルーベリーの摘み取り体験

開園期間:2022年7月20 日~ 8月22日 (予約制)
定休日:火・金(8/12・16除く)
駐車場:10台
入園料:高校生以上1500円 / 小中学生 800円 / 小学生未満 無料
お持ち帰り:1パック 800円 (約400g)
午前の部 10:00-12:30 午後の部 14:00-16:00
※午前・午後の部の時間内であれば、その場でご自由に食べることが出来ます。
※お持ち帰りを希望される場合はお持ち帰り用のパックを購入後、摘んでいただきます。
・動きやすい服装、靴でお越しください(帽子などの熱中症対策もお願いします)
・アルコール消毒液などは常備しておりますが、各自感染症対策をお願いいたします。

カフェ「Rest space(レストスペース)」
感染症対策のためご利用は摘み取りのお客様のみとなっておりまう。テイクアウトの対応あり。朝摘みブルーベリー、スムージー、アイスキャンディ、ジャムなどの販売をしています。

インフォメーション

森の中でブルーベリー摘み体験「のんびり山」外観とか
名称のんびり山
住所〒859-0163 長崎県諫早市小長井町田原13-3
電話0957-34-3601
メールinfo@nonbiriyama.com
代表森山誠

アクセスマップ

スタッフさんに聞いてみた!

Q 予約の方法を教えてください。

森山さん夫婦

HPとLINEで受付をしていますのでそちらよりご予約をお願いします。
A のんびり山の農園の様子やイベントの情報はSNSなどでも発信をしていますので、
ぜひご覧ください。
HP https://www.nonbiriyama.com/
LINE https://lin.ee/rQzSJ8H
Instagram https://www.instagram.com/nonbiriyama/
Facebook https://facebook.com/nonbiriyama/
Twitter https://twitter.com/nonbiriyama_jp

森山さん夫婦

Q カフェ「Rest space(レストスペース)」について詳しく知りたいです。

森山さん夫婦

A 農園のブルーベリーを使ったスムージーや、スイーツを提供しています。自家製のジンジャーエールなどドリンクも豊富にありますので、摘み取りの前後にここでのんびり過ごしていただければと思います。ジャムや朝摘みのブルーベリーも販売中です。※コロナ対策のため、摘み取りのお客様のみのご利用になりますが、テイクアウトのみも対応しています。

森山さん夫婦

Qフォトサービスについて教えてください。

森山さん夫婦

長崎市鍛冶屋町にあるフォトスタジオ「UKAWA PHOTO」の写真家宇川さんによる撮影会を行っています。ブルーベリーの森での思い出を写真に残してみませんか?
2022年開催予定日 7月23日(土)・27日(水・31日(日)8月11日(木)
料金1カット 3,000円(税込) / 2カット4500円(税込)
予約方法:HPまたはLINEからご予約下さい。(LINEでのご予約は、コメントを記入して下さい。
)※別途、ブルーベリー摘み取りの入園料が必要です。

森山さん夫婦

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