郷土料理

佐賀の郷土料理をご紹介します

煮じゃあ

副菜

煮じゃあ

煮じゃあとは?

「煮じゃあ」とは毎年10月23日に武雄神社に奉納される「秋のおくんち」に合わせて作られる、おくんち料理です。秋の実りに感謝を込め、ごぼうや人参、蓮根などをふんだんに使い、野菜を細かく切るのが特徴です。何と言っても普段の煮物では入らない、小豆と栗が入ることでその豪華さが増し、おくんちを迎えた実感がこみ上げる一品です。

材料(5人分)

  • ごぼう 100g
  • 人参  100g
  • 蓮根  100g
  • 里芋  100g
  • 干し椎茸   6〜7枚(500ccほどの水に漬けて戻しておく)
  • こんにゃく 50g
  • 蒲鉾   1/2本
  • 天ぷら 1枚
  • 茹で小豆 100g(一度ゆでておいたもの)
  • 栗 7〜8個(渋皮をむいておく)
  • 椎茸の戻し汁  全部
  • かつおだし汁 1L(市販のだしでもOK)
  • しょう油 大さじ1
  • みりん  大さじ1
  • 砂糖   大さじ1/2
  • 塩 少々

作り方

(1)ごぼう、人参、蓮根、里芋を小さく角切りにする。

(2)切った野菜を下ゆでする。里芋はぬめりが出るのと、煮崩れを防ぐために別の鍋でゆでる。

(3)椎茸は水で戻して、石づきを取って角切りにする。こんにゃく、蒲鉾、天ぷらも角切りにする。

(4)栗を下ゆでし、1/4の大きさに切る。

(5)鍋に椎茸の戻し汁、かつおだし汁、醤油、みりん、砂糖、塩を入れて煮汁を作り、小豆を除いた材料を全て投入して煮込む。

(6)煮汁がなくなる少し前に小豆を入れ、煮汁がなくなるまで煮込んだら完成。

教えてくれた方

JAさが みどり地区女性部 武雄地区のみなさん

JAさが みどり地区女性部 武雄地区は6つの支部で構成されており、その支部長・副支部長のメンバーが集まりました。普段は各支部ごとに、助け合いの活動や手芸教室、お楽しみ会、食育活動などを行っています。

保育園や高校などから依頼を受けた際には現地に出向き、地域の伝統料理などの授業をしています。同じ武雄市内でも地域ごとの伝統があるので、伝統料理や行事食などを共につくって共有することで、次の世代へと継承しています。

みなさんから一言

秋のおくんち料理は大根、蓮根、ごぼうと、秋の味覚がふんだんに使われています。季節のものをいただくことは体を整えることにも通じます。煮じゃあは野菜や具材を丁寧にカットして、彩りも大変良いです。

LINE公式お友だち追加