牧場からおいしさを直送
自社牧場のブランド牛「白富牛(しろとみぎゅう)」を薄くスライスし、何層にも重ねてつくられた『ハートステーキ』。
「TOMMY BEEF」で一番の人気を誇る『柔らかミルフィーユロールステーキ』がベースになった商品です。幾重にも重なる肉の食感は、ジューシーな味わいで、贈り物にも喜ばれるひと品。
おいしさの奥には、牛へのリスペクトを貫く生産者がいます。牧場と肉屋とカフェ、3つの顔を持ちそのすべてに関わることで責任と自信を持って提供できる商品の確かなおいしさ。大切な方への贈り物にいかがでしょうか?
生産者であり、肉屋であり、カフェでもある独自のスタイル
「TOMMY BEEF」は2018年、佐賀県白石町にオープンしました。一見するとお洒落なセレクトショップのようにも見えますが、実は自社牧場を持つ“まちの肉屋”。『白富牛(しろとみぎゅう)』と『しろいし牛』の赤身肉専門店です。でも、私たちが想像する“お肉屋さん”とはちょっと趣が違います。例えば、ショーケース。覗いていると「お肉って美しい」と思わず驚いてしまうほど。切り方やディスプレイの随所に丁寧な心遣いがあり、牛へのリスペクトが感じられます。
店内にはカフェスペースがあり、屋外にはBBQスペースも用意されています。
店主である吉原龍樹さんは牧場を営む家で育ちました。食肉学校で学び、名古屋の老舗精肉店で修業をした後、地元の牧場を活かして「TOMMY BEEF」をオープン。
牛の健康を考え、大切に育てる
「TOMMY BEEF」の自社牧場は同じ白石町の中にあり、先代から受け継がれたこの地で50年以上の歴史を刻んでいます。佐賀沿岸部の真ん中あたりに位置するので「佐賀セントラル牧場」と名付けられました。近くには有明海があるため、牛が食べる牧草にはミネラルがたっぷり含まれています。また、牛が食べる米も契約した農家が特別に栽培したもので餌としてブレンド。そうしたオリジナルの餌を機械ではなく手で与えます。表情や食欲を伺いながら調整し日々大切に育てているそうです。
牧場から食卓まで
「TOMMY BEEF」には“FARM TO TABLE(牧場から食卓まで)”というコンセプトがあり「自分たちが育てた牛に、自分たちでナイフを入れ、自分たちで食卓に届ける」というスタイルを貫いています。佐賀セントラル牧場から出荷された牛は、食肉市場での処理・解体を経て、1頭丸ごと「TOMMY BEEF」に戻ります。その後、店頭で丁寧にナイフを入れられて、私たちの元へ届きます。
ここで販売されている部位は45種類。中には、『インサートスカート』や『フランク』という希少部位も並びます。1頭の牛を余すところなく、おいしくいただく。その想いが、45種類もの部位になっているように思います。そして、精肉の際に出てきた肉の切れ端はハンバーグに加工、余った牛脂は精油にしてカフェの調理で使っているそうです。
地域ならではのものを提供したい
吉原さんは「この地域ならではのものを提供したい」という想いもあり、地域の名前である白石(しろいし)と福富(ふくどみ)に由来する自社のブランド牛『白富牛(しろとみぎゅう)』と地域のブランド牛『しろいし牛』をメインにした“まちの肉屋”を目指しています。定期的に特売日を設けるなど、日々のお買い物に嬉しい仕掛けもあります。店頭でお買い物をされる際は、ぜひスタッフさんとのやり取りも楽しんでみてください。おすすめの部位やおいしい焼き方についてマニアックなお話が聞けるかもしれません。
白富牛(しろとみぎゅう) /牧場のオリジナルブランド牛 | ホルスタイン種を肉牛として飼育。長期間飼育によって、牛本来の旨味がぎっしりつまった赤身肉。 |
しろいし牛 /佐賀・白石の地域ブランド牛 | 黒毛和種と乳用種のミックス種。両種の長所を受け継ぎ、ほどよく脂のついた赤身肉。 |